【鉄則FX】MACDを利用しダイバージェンスを読み反転をチェックする。

チャート

ダイバージェンスとは何か?

FXを始めたばかりの方でも、相場の転換点をキャッチできる手法としてまず押さえておきたいのが「ダイバージェンス」です。

ダイバージェンスは、価格チャートの高値・安値とオシレーター系指標(ここではMACD)の山・谷が逆行(ズレ)する現象です。

価格だけを見るとトレンドが続いているように見えても、MACDはモメンタム(勢い)の変化を捉えて先にピークを過ぎている―― これがダイバージェンスです。

トレンドの勢いがそろそろ弱まるサインとして、多くのトレーダーが注目します。

移動平均とダイバージェンスの関係

移動平均線は相場の「流れ」をつかむ基本中の基本。
そこから読み解くダイバージェンスのヒントをお伝えします。

移動平均線(MA)は「価格の平均的な流れ」を滑らかに描く指標ですが、

  1. 価格がMAから大きく乖離 → 勢い(モメンタム)の過熱サイン
  2. 乖離が縮小し始める → 勢いの鈍化サイン という視点で使えます。

価格がMAを上抜け継続する中で、MACDが逆行すればダイバージェンスとなり、乖離の大きさに注目しつつ、モメンタムのズレを探すイメージです。

ダイバージェンス指標としてのMACD

MACDは、移動平均を応用したモメンタム指標の代表格。
なぜダイバージェンス検出に向いているのかを解説します。

MACDは、以下の構成となります。

  • 短期EMA(12期間)長期EMA(26期間) の差分を「MACDライン」
  • その9期間EMAを「シグナルライン」
  • さらに両者の差をヒストグラムで表示

「直近の価格変化」をより敏感に捉え、 その差分として「モメンタムの強弱」を可視化できる点が、ダイバージェンス検出に適しています。

ダイバージェンスの種類

ダイバージェンスには大きく分けて「強気」「弱気」の2パターンがあります。
それぞれの意味を押さえましょう。

  1. 強気(ブル)ダイバージェンス
    • 価格が安値更新→MACDの谷は前回より高い
    • 下落モメンタムが弱まり、買い転換の可能性
  2. 弱気(ベア)ダイバージェンス
    • 価格が高値更新→MACDの山は前回より低い
    • 上昇モメンタムが鈍化し、売り転換の可能性

※隠れダイバージェンス(価格が押し目/戻り高値をつける際の小規模なズレ)もありますが、まずは上記の「定番パターン」をマスターしましょう。

 ダイバージェンスのリスクと限界

ダイバージェンス活用には落とし穴もあります。注意すべきポイントを整理します。

  • フェイクシグナルが多い:短期足では特にダマシが発生しやすい
  • 強い一方向トレンドでは機能しにくい:勢いが衰えても再加速する場合あり
  • 環境認識が必須:水平レンジ・ファンダメンタル要因にも注意

ダイバージェンスだけに頼らず、必ず損切りポイントを設けましょう。

まとめ

今回学んだダイバージェンス手法を活かし、次はRSIや他指標との組み合わせで戦略を強化しましょう。

  • ダイバージェンスは「価格と勢いのズレ」を捉える強力なシグナル
  • フェイクを避けるため、環境認識・他指標併用・厳格な損切りが必須

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